ストーマや入浴などに関するよくある質問をまとめました。
装具について
排泄物をどのくらいの頻度で破棄したらいいですか?
排泄物の量や状態は人それぞれ違います。
個人差はありますが、ストーマ袋の1/3〜半分程まで溜まったら破棄してください。
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排泄物を破棄したあとは、ストーマ袋を洗いますか?
ストーマ袋の中は洗わないでください!
洗って再使用すると、破損しやすくなりますので、必ず新しいものに交換してください。
消臭潤滑剤を使用すると、排泄物を内側に残さず、簡単にストーマ袋を空にできます。
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どのように装具を保管したらいいですか?
ストーマ装具は、高温多湿を避け、なるべく涼しい室温で保管しましょう。
直射日光のあたる場所や高温になる場所、浴室など湿度の高い場所で
保管しないようにしてください。
高温の場所に長時間放置すると、熱によって粘着力が損なわれる可能性があります。
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ずっと同じ種類の装具を使い続けているのですが、
合わなくなってきた気がします
体型の変化や生活スタイルの変化などでも適切なものが変わってくるかもしれません。
現在の状況に合う装具を試してみることをお勧めします。
無料サンプルを手配させていただきますので、どうぞお問い合わせください。
※実際に装具を試用される際は、医療従事者の指示に従ってください。
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面板の密着が弱く、装着期間が短くなるのですが、
どうしたらいいですか?
激しい運動や暑さで汗をかいたり、油分の多い塗り薬を貼付部に塗っていると、
皮膚保護剤の粘着力が低下して、通常より頻繁にストーマ装具の交換が必要になる
可能性があります。
装具を貼付する前に、皮膚をしっかり乾かしてください。
皮膚がジュクジュクしている場合はパウダーを使用してみてください。
パウダーは排泄物の皮膚への付着を防ぎ、面板の保護剤の付きをよくします。
皮膚トラブルのある部位に薄く振り掛け、不要な粉をよく払い落とすのがポイントです。
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もれたり、はがれたりします。
溶け方やふやけ方に偏りはありませんか?
→しわやくぼみがあり、面板が密着していないので埋めるために
用手成型皮膚保護剤で補正することをお勧めします。
→お腹が柔らかく装具が浮き上がる場合は、ベルトを付け密着させる
隙間に排泄物が潜り込んでいませんか? 面板の大きさや柔軟性が不十分で、ストーマ周囲の皮膚の動きや伸縮に対応できていなかったり、適切に装具を装着できていない場合が多いです。 ストーマ外来で装具の見直しをしてもらいましょう。
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就寝中にはがれてしまいます。
装着の際の姿勢はどうですか?
姿勢により腹壁の形が変わりますので、 覗き込んで装着すると皴ができてしまい、
寝ているとはがれやすくなります。 ストーマの周りを平らにして装着しましょう
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皮膚保護剤の溶けが早いのですが、もちをよくする方法はありませんか?
用手成形皮膚保護剤(粘土のようなもの)で、ストーマの周りに土手を作ってあげると、
装具のもちがよくなる場合があります。
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面板を剥がしづらいんです
面板(皮膚保護剤)が皮膚にしっかりと密着していると、剥がしづらくなり
無理にはがすと皮膚表面が傷つき、痛みやひりひりした刺激が生じる場合があります。
リムーバー(剥離剤)のご使用をお勧めいたします。
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肌ケアについて
ストーマ周囲の皮膚はどのようにケアすればよいですか?
刺激を出来るだけ与えないことが大切です。
装具交換時、ペーパータオルやガーゼ等に石鹸をつけて良く泡立て、
ストーマ周囲の皮膚を洗顔と同様にやさしく丁寧に洗ってください。
その後、濡れたペーパータオルやガーゼ、またはシャワーで石鹸をしっかり落とした後、
良く乾かしてください。
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水様便で皮膚がかぶれます
ストーマと装具の隙間がなくなるように、
用手成形タイプや粉状の皮膚保護剤(パウダー)を使用することをおすすめします。
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ストーマに血が滲んでいるのですが、どうしたら良いでしょうか?
カット面が粗かったり、面板の穴がきついことが原因の場合があります。
穴をハサミでカットした後、指でなめらかにしましょう。
面板の穴はストーマから2〜3mm大きく開けてカットしましょう。
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入浴について
温泉や銭湯で周りの目が気になります。
装具が目立たないように、小さく折ってクリップやテープで固定して入るとよいでしょう。
このほか、肌色タイプのストーマ袋や入浴用パウチといって、小さく目立たない装具もあります。
弊社では目だたなくするシートやシールをご用意しております。
どうぞお試しください
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湯船に長くつかると面板の周りがふやけたり溶けたりします。
気になる場合は、入浴前に防水性のテープを外周部の皮膚保護材に貼るとよいでしょう。
入浴後は、ストーマ袋が濡れていたり裏打ちに水が溜まったりしているため、
水分を乾いたタオルで拭き取りましょう。
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臭い・音について
装具がガスで膨らんでしまうのですがどうしたらいいですか?
ガスが多い場合や、フィルターが湿っていたり排泄物が目詰まりしていると、
フィルターからガスが抜けずに装具が膨らんでしまうことがあります。
開放型の袋や二品系装具を使用している場合は、トイレでガスを抜くことができます。
フィルターが目詰まりしている場合には、ストーマ袋の交換をしてみるといいでしょう。
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ガスが出るときの音を消す方法はありませんか?
ストーマ装具を手で覆うようにすると音が軽減されます。
弊社では防音効果のあるパウチカバーをご用意しております。
ガスの80%は、食べるときに飲み込む空気によるものだといわれています。
食事はゆっくり噛むようにし、噛んでいる間の会話は控えましょう。
また、食事の内容を見直してみましょう。
<ガスを発生しやすい食品>
ビール、炭酸飲料、豆類、キノコ類、 ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、
ホウレンソウ、ゴボウ、ジャガイモ、サツマイモなど
<ガス発生を抑える食品>
乳酸飲料、ヨーグルト、レモン、パセリなど
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ストーマ袋から便が落ちません。
ガスが出るのが少ないため、ストーマ袋内が真空状態になり、 袋の内側がくっついて、
ストーマ袋の底部まで排泄物が落ちなくなり、 袋の上に溜まってしまうことがあります。
消臭潤滑剤などを塗っておくと底まで落ちやすくなります。
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臭いが気になります。
ストーマ装具には防臭加工が施されているので、トイレに排泄するとき以外、
臭うことはありません。
気になるときには、漏れがないか、排泄口が汚れていないか、ガス抜きフィルターから染み出ていないか確認してみてください。 それでも、気になるときは、摂取する食品を見直してみましょう。
<においが発生しやすい食品>
ねぎ類(ねぎ、たまねぎ、にんにく、ニラ、らっきょうなど) 肉や魚、卵、乳製品などの高タンパク質・高脂肪の食品
<臭いを抑える食品>レモン、パセリ、オレンジシュース、クランベリージュース、ヨーグルトなど
おすすめ クランベリー シャンピニオン
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その他
水様便で袋の中がちゃぷちゃぷして、漏れないか心配です。
凝固剤をお試しください。 シート状やカプセル状など様々なタイプがあります。
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就寝中、排泄物の破棄をなくすにはどうしたらいいですか?
夜間は、容量の大きい排液バッグ(2000−2500cc)につなぐ方がいます。 ご使用中の装具や、水様便の状態にもよりますので、 ストーマ外来などで適切なものをアドバイスしていただいてください。
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